2016-12-10

冷蔵庫宣伝CMの野菜室より満杯!?ちっちゃなバルコニーからあふれ出すほどの野菜たち

こんにちは!
今日、北風に凍えながら帰国後初めてプランターに野菜を植え付けてみたmihomihoです!
そんな私が最近注目しているのがこの男性。

Vertical Vege Facebookより

イギリス人、マーク・リデル・スミスさん。
まずは彼の野菜バルコニーの写真をどうぞ。



……!?
えっすごい、すごくないか!?
そう、彼は、ロンドンのアパートで、ガーデンなしで、市民菜園での栽培量を上回る野菜を作ってしまった方なのです!


年間約900ポンド分を収穫!

彼が野菜を栽培するのは、小さなコンクリートの裏庭と、窓の外枠などのちょっとしたスぺース。全部合わせてもたった270×180cmです。この数字にピンとこない方は身長180㎝代の知り合いを思い浮かべてください(逆に難しい?)。畳3畳分くらいです。
なんと彼はこれだけのスペースで、市民菜園の平均栽培量を上回る、年間84kgもの野菜を栽培してしまったのです!ちなみに、農林水産省のデータによると、日本人の平均の年間野菜消費量は90kg(人)ほどなので、これだけあれば、食べる野菜をほぼ賄えることになります!
これをお金に換算すると、£900….日本円で13万円くらいになります!(201612月のレートで計算)


長すぎる順番待ちリスト

マークさんは、当初、市民農園を借りようと考えていました。しかし、いざ借りようとすると、担当者から、「予約が一杯だから15年くらいかかりそうだ。」と言われました。その時、マークさんは「15年も待てるかっ!!!65歳になってしまうわwww」と思ったそうです。
ロンドンでは日本以上に市民農園が大人気。確かに、市民農園は、ただでさえ畑地がない都市でやるので人気があればなおさらゲットできる確率も低くなり、多くの場合、契約期限に限りがあったりとマイナスな点も多い実際、私の両親も来年募集の新規契約への応募を忘れたらマズイと今からドキドキしながら応募日を待っています。


意外とあるじゃん!見つけてみよう都会のスペース

こうした市民農園の現状を見ていると、こんな小さなスペースでもやってみようか!と彼が奮起したのも分かる気がします。実際、彼は、栽培を始める上で、次第に「このバルコニーが市民農園を超えうるのか」試してみたいと思うようになったそうです。
自宅での野菜づくりの記事は別途書きますが、当然徒歩0分の距離で野菜を管理し、新鮮な野菜がいつも自宅に植わっていて、しかも自分の家で市民農園と同じだけの野菜が育てられたら最高!ですよね。

マークさんは、実は見落としがちで忘れられている暮らしの小さなスペースが持つ、無限大の可能性について次のように語っています。

Once I’d discovered what was possible to grow in a small space, I started to look at London and other cities with new eyes: all that bare concrete and all those empty balconies, roof terraces and windowsills that had the potential to be green and productive! I was also aware that many people desire to grow food, but, like I had been, are unaware of what is possible on a small patch of concrete. ほんの小さなスペースでもこれだけ多くの野菜が育てられることを知って、改めて新しい視点でロンドンや他の都市を見るようになりました。むき出しのコンクリートや空っぽのバルコニー、屋根上のテラス、窓枠は、緑いっぱいに、そして生産的なスペースになる可能性を秘めているのです!しかし、かつての自分自身のように、食べ物を育てたいと願っている人の多くは、小さなコンクリートという空間が持つ可能性に気付いていないのです。” ("About Vertical Vege", Vertical Vege)



私は以前から、バルコニーや空いているちょっとした自宅のスペースを使った野菜栽培に関心がありました。実際にここまでの実践をしている人を見ると、勇気づけられるどころか、もはや気持ちがいいですよね!笑

気になった方で、英語が読めるよ~~って方はぜひ以下のサイトをチェックしてみてくださいね!↓

「自分の失敗や成功を他の人にも共有したい」という思いが詰まった内容で、マークさんの試行錯誤やノウハウはもちろん、緻密な収穫量と金額計算の軌跡、野菜作りが持つハッピーな効果についてもすごーく分かりやすく紹介されていますよ!



(Via 農林水産省Vertical VegeVertical Vege Facebook、『シティ・ファーマー:世界の都市で始まる食料自給革命』)





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