2016-12-09

なぜ都市?絶望を希望へとかえる場所



初めまして、mihomihoです。
このブログタイトルを見て、固い二字熟語と間に挟まった謎の英語との組み合わせに違和感を覚えた方は多いでしょう。笑
タイトルはまだ発展途上かもしれませんが、「このブログは一体何なんだ!」と思っておられる皆様に、このブログの軸となる「都市」に対する私の思いを共有します。


かつては嫌いだった街、東京。
通学の度に憂鬱になる満員電車、暗い顔して足早に通り過ぎる人々。目で見て「うるさい」と感じるほどのオビタダシイ数の広告や看板。いくらお金を持っていても、何処か満たされなくて、常に「動け!働け!」と追われているような息苦しさ。人はたくさんいるのに、何故だか寂しい。

見渡せば問題だらけ。
食べものバンバン捨てて、ケミカルな食品、食事を創る文化も楽しみも省かれた食生活に「便利!」と歓喜する。コンクリートの怪物にとって付けた「緑」のオブジェ。自然はどこにいった?見せかけの「国際化」?地球が、みんなが、どうなろうが知ったこっちゃない。

故郷への愛着と失望というパラドックス。
イギリスの留学を農村ステイのフィナーレで締めくくった私は、生まれ育った故郷との再会に感激するどころか、その巨大な都市が本来の「生」(つまり、ここで、人間が、自然が、生々しく生きている、そのありのままの様子)をなくした姿に幻滅し、一刻も早くこんなところから逃げ出したい….と思っていたのです。発狂寸前。

Urban Farmingとの出会い。
ところがその日は突然やってきました。
今まであんなに嫌いだった東京が、その日から宝箱のようにきらきら輝き始めました。
きっかけは一冊の本。ふと目について何気なく開いた瞬間、頭を殴られたような衝撃が走りました。
なんてクールなんだ!!!!!!!!!!!!!
その本は、アメリカのあらゆる都市で広がるコミュニティ・ガーデン(人々が共同で作物を作る菜園)を紹介した英語の本でした。そこに映し出された、可愛くて、オシャレで、楽しいガーデンを見たときの興奮は今でも忘れられません。

全てが繋がった。
元はと言えば、世界を平和にするために自分に何ができるのか考えていた私。しかし、「国際協力」を仕事とする立場になってみて、社会を巻き込むという点において、このことばの限界を感じ始め、次第にこれを乗り越える何かを探すようになりました。国際協力ということばが必要でなくなる世界をつくりたいこのことばのように人々を身構えさせることなく、こんなことを声高に叫ばなくてもそれが日常の一部であるような、日常的に肩肘張らずに楽しく始められること
そう、楽しくて、シンプルなこと。
クールで楽しくて美味しいUrban Farming(都市での農)というムーブメントは、まさにこうした自分の都市への問題意識、そして探求や理想とぴったり一致するものでした。

都市が問題の根源なら、その問題の解決策が見つかるのも都市。
都市は今や各国の文化、経済、政治の中心。国の方向性やあり方に大きく影響する。それが今世界でいろーんな問題を引き起こしている先進国の都市だったら….
もちろん、社会はすごく複雑で、因果関係もここまでシンプルに成立してません。でも、そんなことを考えていたら、東京っていう場所がなんだかとても可能性のある場所に思えてきませんか?
しかも、調べてみると、何やら世界の都市が盛り上がってきているらしい....!?
都市にはたくさんの問題があるけれど、たくさんのインスピレーションやアイディアもある!そしてそれを各地に、地球規模に広げていくパワーもある!


これから、そんな世界の都市を舞台にした、ワクワクするアイディアや楽しいけどささやかなムーブメントを発信していきます。

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